GW特別集中企画
ラジコンでクロカンを始めよう
その3 サーボ編
つづいてはサーボです。
サーボはラジコンのステアリング操作をするパーツで、
サーボの動きによって車が左右に曲がることができるわけです。
サーボは、デジタルとアナログの2種類があり、
デジタルサーボは、保持力が強く、
切ったステアリングが勝手に戻ったりすることがありません。
現在はデジタルサーボも安価になったので、
デジタルサーボの導入をお奨めします。
サーボのスペックの見方ですが、
代表的な防水サーボ2つを例に見てみましょう。
TRAXXAS 防水デジタルサーボ 2076
トルク:8.9kg・cm
スピード:0.16 sec/60°
HITEC 防水デジタルサーボ HS-5646WP
トルク(6.0v/7.4v)11.3/12.9kg・cm
スピード(6.0v/7.4v)0.20/0.18sec・60°
トルクはその電圧を掛けたときに発する力です。
ハイテックは6V時(ラジコンのバッテリーの電圧ではなく、受信機から出る電圧)に
11.3k(g・cm)の力が出るということです。
トラクサスは電圧が書いてありませんが、おそらく6V時の物でしょう。
8.9kとなり、データシート上はハイテックのほうが
ハイトルク(力持ち)なサーボとなります。
スピードは、60°回転するまでにかかる時間です。
トラクサスは0.16秒、ハイテックは0.2秒ですから、
トラクサスのほうが早く切れるサーボと言うことになります。
ただ、この0.04秒が体感できるかというと疑問ですし、
(ツーリングやドリフトなら差が出るでしょう。)
実車風な挙動を出すなら、
あえてプロポの設定で遅く動作させることも考えられます。
クロカンの場合、MAXのスピードは
あまり意識する必要はないのではと考えかたもできます。
実車はそんなに早くハンドル切れないですよね。
また、トルクも8.9kと言えば充分なパワーです。
これも実車風に考えるなら、
いくらパワステとはいえ、人間の力で切りきれないほどの填り込みを
してしまった場合は、スタックで良いのではないでしょうか。
また、完全に填り込んだ場合、
アンプへの電力供給がうまくいかず、
前後進もできなくなる通称”BEC落ち”が起こります。
クロカンで言えば、そのラインに入った時点で失敗と言うことで、
ライン取りを工夫してトライするといった楽しみ方もできます。
ウインチプレーで脱出させてもらうのも楽しいですね。
スペックを比較するとハイテックに軍配が上がりますが、
ココで注意しなくてはいけないポイントがあります。
サーボホーンの種類です。
サーボにはサーボホンを取り付けるための
スプライン歯というギザギザかついており、
その歯数がメーカーによって異なるのです。
つまり、サーボホーンも各メーカー専用になっているのです。
とはいっても共通となっているメーカーもあり、
下記のような状況です。
SANWA / KO / JR = 23
HITEC = 24
Futaba / TowerPro = 25
サンワ系の23歯、フタバ系の25歯は、社外からも多くのホーンが出ており、
アルミ製の物、長い物、いくらでも入手できます。
が、ハイテックは、独自の24歯で、
社外のホーンを入手するのはかなり大変です。
(サーボ付属の樹脂製ホーンを使用すれば問題ありませんが、
8.9kも力があると、樹脂製のホーンはたわんでしまうこともあります。)
また、国産のキットには、サーボセイバーなるパーツがついています。

サーボに負荷が掛からないように、
一定以上の力が加わると、サーボを守ろうとするパーツです。
高速で障害物に激突するような場合は有効かもしれませんが、
クロカンやクローリングの場合は、
サーボを切ってもタイヤは切れていないという現象が起きたりしますので、
ダイレクトなホーンが必需品となっています。

また、防水でないサーボは安価で、トルクも強い物が多く、
種類も豊富なため、選択の幅が広がります。
デジタルサーボ、メタルギア、ベアリング搭載、などをキーワードに探すと良いと思います。
※9gとかグラム数で書かれている物は、飛行機などに使う小さな物なので、注意して下さい。
防水でないサーボも、多少の濡れには耐えられますが、
完全に水没させて遊びたい場合は、
防水サーボも安くなってきたので、
導入を検討した方が良いと思います。
安いサーボを消耗品と割り切って水没させる方法もありますが、
遊んでいる途中に壊れると、遊びを満喫できないので、
自分は防水サーボを導入しています。
野外でパーツ交換やメンテをするのは嫌なんです。
外で遊んで、ジャバーっと洗って、家でゆっくりメンテする。
(なかなかメンテしないんですが・・・・・。)
それではまた。
その1 シャーシ編
その2 プロポ編
その3 サーボ編
その4 モーター、アンプ編
その5 バッテリー、充電器編
ラジコンでクロカンを始めよう
その3 サーボ編
つづいてはサーボです。
サーボはラジコンのステアリング操作をするパーツで、
サーボの動きによって車が左右に曲がることができるわけです。
サーボは、デジタルとアナログの2種類があり、
デジタルサーボは、保持力が強く、
切ったステアリングが勝手に戻ったりすることがありません。
現在はデジタルサーボも安価になったので、
デジタルサーボの導入をお奨めします。
サーボのスペックの見方ですが、
代表的な防水サーボ2つを例に見てみましょう。
![]() TRAXXAS デジタル ハイトルクサーボ(防水タイプ)トルク:8.9kg |
![]() ウォーターブルーフHITEC HS-5646WP(12.9k/0.18s) 完全防水サーボ |
TRAXXAS 防水デジタルサーボ 2076
トルク:8.9kg・cm
スピード:0.16 sec/60°
HITEC 防水デジタルサーボ HS-5646WP
トルク(6.0v/7.4v)11.3/12.9kg・cm
スピード(6.0v/7.4v)0.20/0.18sec・60°
トルクはその電圧を掛けたときに発する力です。
ハイテックは6V時(ラジコンのバッテリーの電圧ではなく、受信機から出る電圧)に
11.3k(g・cm)の力が出るということです。
トラクサスは電圧が書いてありませんが、おそらく6V時の物でしょう。
8.9kとなり、データシート上はハイテックのほうが
ハイトルク(力持ち)なサーボとなります。
スピードは、60°回転するまでにかかる時間です。
トラクサスは0.16秒、ハイテックは0.2秒ですから、
トラクサスのほうが早く切れるサーボと言うことになります。
ただ、この0.04秒が体感できるかというと疑問ですし、
(ツーリングやドリフトなら差が出るでしょう。)
実車風な挙動を出すなら、
あえてプロポの設定で遅く動作させることも考えられます。
クロカンの場合、MAXのスピードは
あまり意識する必要はないのではと考えかたもできます。
実車はそんなに早くハンドル切れないですよね。
また、トルクも8.9kと言えば充分なパワーです。
これも実車風に考えるなら、
いくらパワステとはいえ、人間の力で切りきれないほどの填り込みを
してしまった場合は、スタックで良いのではないでしょうか。
また、完全に填り込んだ場合、
アンプへの電力供給がうまくいかず、
前後進もできなくなる通称”BEC落ち”が起こります。
クロカンで言えば、そのラインに入った時点で失敗と言うことで、
ライン取りを工夫してトライするといった楽しみ方もできます。
ウインチプレーで脱出させてもらうのも楽しいですね。
スペックを比較するとハイテックに軍配が上がりますが、
ココで注意しなくてはいけないポイントがあります。
サーボホーンの種類です。
サーボにはサーボホンを取り付けるための
スプライン歯というギザギザかついており、
その歯数がメーカーによって異なるのです。
つまり、サーボホーンも各メーカー専用になっているのです。
とはいっても共通となっているメーカーもあり、
下記のような状況です。
SANWA / KO / JR = 23
HITEC = 24
Futaba / TowerPro = 25
サンワ系の23歯、フタバ系の25歯は、社外からも多くのホーンが出ており、
アルミ製の物、長い物、いくらでも入手できます。
が、ハイテックは、独自の24歯で、
社外のホーンを入手するのはかなり大変です。
(サーボ付属の樹脂製ホーンを使用すれば問題ありませんが、
8.9kも力があると、樹脂製のホーンはたわんでしまうこともあります。)
また、国産のキットには、サーボセイバーなるパーツがついています。

サーボに負荷が掛からないように、
一定以上の力が加わると、サーボを守ろうとするパーツです。
高速で障害物に激突するような場合は有効かもしれませんが、
クロカンやクローリングの場合は、
サーボを切ってもタイヤは切れていないという現象が起きたりしますので、
ダイレクトなホーンが必需品となっています。

また、防水でないサーボは安価で、トルクも強い物が多く、
種類も豊富なため、選択の幅が広がります。
デジタルサーボ、メタルギア、ベアリング搭載、などをキーワードに探すと良いと思います。
※9gとかグラム数で書かれている物は、飛行機などに使う小さな物なので、注意して下さい。
防水でないサーボも、多少の濡れには耐えられますが、
完全に水没させて遊びたい場合は、
防水サーボも安くなってきたので、
導入を検討した方が良いと思います。
安いサーボを消耗品と割り切って水没させる方法もありますが、
遊んでいる途中に壊れると、遊びを満喫できないので、
自分は防水サーボを導入しています。
野外でパーツ交換やメンテをするのは嫌なんです。
外で遊んで、ジャバーっと洗って、家でゆっくりメンテする。
(なかなかメンテしないんですが・・・・・。)
それではまた。
その1 シャーシ編
その2 プロポ編
その3 サーボ編
その4 モーター、アンプ編
その5 バッテリー、充電器編
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